【手帳術】マンスリーとウィークリーの使い分けアイデア4選
手帳にはさまざまなフォーマットがあります。
中でもオーソドックスとされているのが、マンスリーとウィークリーです。
マンスリーとウィークリーが1冊になったウィークリー手帳は自由度が高く、長年人気があります。
しかし、せっかくマンスリーとウィークリーのページがあるにも関わらずうまく活用できていないという方も多いのではないでしょうか?
使い始めの頃は気合を入れて使っていたものの、気づいたらウィークリーページがまっさらなんてことも…。
そこで本記事では、手帳歴15年以上の手帳マニアである私がマンスリーとウィークリーを併用するコツと使い分け方法についてご紹介していきます。
正しい使い方をすれば、手帳は長続きします。
手帳が続かないという方は、自分に合った使い方ができていないだけかもしれませんよ。
「途中からウィークリーページを書かなくなってしまう」
「マンスリーとウィークリーの使い分け方がわからない」
という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
マンスリーとウィークリーの違い
手帳にはさまざまなフォーマットやレイアウトがあります。
まずはマンスリーとウィークリーの違いと、それぞれの特徴を見ていきましょう。
マンスリーについて
マンスリー(monthly)は「月」を意味します。
月ごとの予定を一覧で見られるフォーマットを指します。
オーソドックスなのは、月間ブロックと呼ばれるこちらのレイアウト。
カレンダーと同じスタイルで、1ヶ月の予定を簡単に管理・確認できます。
- 1ヶ月の予定がぱっと見で確認できる
- 長期の予定も管理しやすい
マンスリー最大のメリットは、カレンダーのようにぱっと一目で予定を確認できること。
予定を確認する際にページを行ったり来たりする必要がないので、スケジュールを組むときもスマートです。
- 記入スペースが少ない
- 日中の細かいスケジュールは書き込めない
デメリットとしては、記入スペースが少ないことが挙げられます。
マンスリーは1マスあたりの面積が狭いので、細かいスケジュールや複数の予定を管理するのは少し大変です。
ウィークリーについて
ウィークリー(weekly)は「週」という意味。
週ごとの予定を一覧で見られるフォーマットを指します。
ウィークリーのレイアウトはさまざまですが、中でもオーソドックスなのがこちらです。
- レフト(週間レフト)
- バーチカル
- ブロック(週間ブロック)
- ホリゾンタル
左ページにスケジュール欄、右ページにメモ欄が設けられているレフトや、縦に時間軸が設けられているバーチカルなどが主流です。
レイアウトについては【保存版】手帳の選び方完全ガイド!レイアウト・サイズを完全攻略しようで詳しくご紹介しています。
ウィークリーは見開きで1週間分の予定を書き込めるものが多く、マンスリーに比べて記入スペースが広いのが特徴です。
- 記入スペースが広い
- 予定以外のことも書きやすい
予定がたくさんある人はもちろん、日記やライフログなど予定以外のことに使うのもおすすめ。
スペースが広いため自由な使い方ができるのもメリットです。
- 日を跨ぐ予定は管理しにくい
- 全体像が分かりにくい
細かい予定を管理しやすい分、長期の予定管理にはあまり向いていません。
しかしウィークリーはスケジュール以外にも活用方法がたくさんあるので、うまく工夫すればとても役に立つページになりますよ。
マンスリーとウィークリーを併用する際の注意点
さて、ここからマンスリーとウィークリーの併用方法についてご紹介していくのですが、本題に入る前に大事な注意点をお伝えします。
マンスリーとウィークリーを併用する際は、同じ内容を両方のページに書いてはいけません。
書くことがないからとマンスリーとウィークリー両方のページに書いている方もいらっしゃるかもしれませんが、これはとても効率が悪く、ダブルブッキングを引き起こす原因にもなってしまうのでとても危険です。
たとえば予定を変更するとき、2箇所とも書き直すのは面倒です。
だからといってマンスリーだけ書き直してウィークリーを後回しにしてしまっては、正しい予定を管理できません。
このように手間やリスクがあるので、同じ内容を複数箇所に書くのはやめましょう。
マンスリーとウィークリーを上手に併用するためには、それぞれに書く内容と目的を明確にしておくことが大切です。
- マンスリーにはスケジュールを書く→予定を一括で管理
- ウィークリーにはタスクやメモを書く→やることの明確化 など
役割をしっかり与えておけば、追記したいときも書くべき場所がすぐにわかりますよ。
マンスリーとウィークリーの使い分けアイデア4選
それでは、ここから私がおすすめするマンスリーとウィークリーの使い分け方法をご紹介していきます。
- スケジュールとタスク
- スケジュールと日記
- スケジュールとライフログ
- 仕事の予定とプライベートの予定
これらの使い方であれば、ダブルブッキングを抑えつつ両方のページを有効活用できます。
ひとつずつ写真を交えてご紹介していきます。
①スケジュールとタスク
私がいちばんおすすめする使い方が、マンスリーにスケジュール、ウィークリーにタスクを書く方法です。
- レフト(週間レフト)
- ブロック(週間ブロック)
- ホリゾンタル
運用方法はいたって簡単。
マンスリーのスケジュールを踏まえて洗い出した「やるべきこと」や「やりたいこと」をウィークリーに書き出していくだけです。
タスクは書いて終わりでは意味がないので、スキマ時間などに適宜チェックしましょう。
私はここ数年この使い分け方法を採用していますが、前日の夜・当日の朝にタスクを書き出し、スキマ時間に進捗状況をチェック、夜に振り返り作業をしています。
残ったタスクは翌日以降に書き写すので、タスクがいつまでも残ってしまうこともありません。
タスクを書き出すという手間はかかりますが、やるべきことが明確になるため結果的に効率良く作業を進められます。
タスクをつい後回しにしてしまう方や忘れっぽい方にもおすすめですよ。
- 仕事や家事を効率良く進めたい
- 面倒なことを後回しにしてしまいがち
- 物事の優先順位を決めるのが苦手
タスクは定期的にチェックする必要があるので、必然的に手帳を開く回数が増えます。
手帳がなかなか続かないという方は、手帳でタスク管理をしてみませんか?
②スケジュールと日記
つづいて、マンスリーにスケジュール、ウィークリーに日記を書く方法をご紹介します。
- ブロック(週間ブロック)
- ホリゾンタル
マンスリー=未来、ウィークリー=過去と明確にジャンル分けすることで、「どっちに書いたらいいのかわからない」という悩みをなくすことができます。
ブロックやホリゾンタルは1日ごとの記入スペースが広くとられているため、イラストを描いたりシールを貼ったり、自由な使い方ができます。
日記と一緒にその日の天気や気分、よかったことなどを一緒に書くのもおすすめです。
「日記を書きたいけどなかなか続かない」という方は、寝る前に手帳を開いて翌日のスケジュールを確認することをルーティン化してみてください。
スケジュールを確認したついでにウィークリーページを開くと決めておけば、自然と手帳を開くクセがつきますよ。
日記は溜めてしまうと書くのが億劫になってしまうので、なるべくその日のうちに書くよう心がけてみてくださいね。
- 気軽に日記を書きたい
- イラストやシールを使って自由に書きたい
1日1ページの日記帳はハードルが高く感じる方も、1日数行なら気軽に続けられるのではないでしょうか?
③スケジュールとライフログ
つづいても未来と過去で使い分ける方法です。
マンスリーにスケジュール、ウィークリーにライフログを記入する方法をご紹介します。
- バーチカル
ライフログとは、日々の生活や行動を記録して残しておくこと。
- 睡眠時間
- 起床時間
- 就寝時間
- 仕事の時間・内容
- 行った場所
- 食べたもの
- 買ったもの
- 気分・体調 など
内容に決まりはないので、自分が「残しておきたい」と思うことを書きましょう。
積み上げた記録は、のちに記憶を呼び起こしたいときに役立ちます。
前に行ったレストランを思い出したいときや、病院にかかる際に症状がいつからあるか確かめたいときなど、意外とある「あれなんだっけ」を解決する上で大活躍してくれますよ。
私は3年ほどバーチカルでライフログをつけています。
自分の行動を客観視できるようになり体調や気分の変化に気づいたり、達成できたことを可視化することで自己肯定感が上がったり、嬉しいメリットがたくさんありました。
自分の細かい変化に気づきやすくなるので、気圧や生理周期などで体調を崩しやすい方にもおすすめですよ。
- 行動記録を残しておきたい
- 自分の行動を客観視して新たな気づきを得たい
- 自己肯定感を上げたい
ライフログは後から読み返したときも楽しめます。
読み返したくなる手帳にするために、ライフログには楽しかったことや嬉しかったことなどプラスの内容を多めに書いておくのがおすすめです。
④仕事の予定とプライベートの予定
手帳を使っている方の中には、仕事とプライベートの予定を書き分けたいという方もいらっしゃるでしょう。
そんな方におすすめなのが、マンスリーにプライベートの予定、ウィークリーに仕事の予定を書く方法です(逆もあり)。
- レフト(週間レフト)
- バーチカル
中でもバーチカルは時間軸に沿って予定を管理できるため、仕事でアポや会議が多い方や時間単位で行動することが多い方に向いています。
プライベートの予定はすべてマンスリーに集約するため、仕事中にプライベートな内容を人に見られる心配もありません。
シフト制の仕事をしている方は、休みの日に印をつけておくと予定が立てやすいですよ。
ただしこちらの運用方法では、すべての予定を確認するにはマンスリーとウィークリー両方のページを見る必要があります。
仕事終わりにプライベートの予定を入れる場合などは注意が必要です。
仕事後に予定がある日はウィークリーに印をつけるなど、ダブルブッキングしないよう気をつけましょう。
- 仕事とプライベートを分けて管理したい
- 仕事の日にプライペートの予定が入ることは少ない
仕事用とプライベート用で手帳を2冊に分ける方もいらっしゃいますが、こちらの方法であれば1冊で仕事もプライベートも管理できます。
プライベートの予定を仕事中に見られる心配もないので、デートや推し活など人に見られるのはちょっと恥ずかしい内容も気にせず書けますよ。
ほかにもこんな使い方がおすすめ!
ここまで4つの使い方をご紹介してきましたが、他にも使い分け方法はたくさんあります。
中でも手帳初心者さんにおすすめなのは、未来と過去で使い分ける方法です。
手帳の活用方法がわからないという方は、マンスリーをスケジュール(未来)、ウィークリーを記録(過去)に使ってみましょう。
- スリー・グッド・シングス
- 食べたもの記録
- 家計簿
- 体調記録
- アイデアメモ
レフトであれば、左ページにスリー・グッド・シングス(その日あったいいことを3つ書く日記)、右ページにアイデアメモを書くなど複数の内容を書くことできますよ。
手帳は使い方次第で未来も今も過去も管理できるので、ぜひ自分に合った使い方を見つけてみてくださいね。
おわりに
手帳のマンスリーページとウィークリーページを併用する際の使い方のアイデアをご紹介しました。
- スケジュールとタスク
- スケジュールと日記
- スケジュールとライフログ
- 仕事の予定とプライベートの予定
マンスリーとウィークリーを併用する上で大切なのは、それぞれの使い方と目的を明確にすること。
自分は手帳で何を管理したいのか、何を残しておきたいのか、考えてみてくださいね。
書きたいことが分かれば、おのずと使い方も見えてくるはずです。
手帳は使い方次第で自分の相棒のような存在になってくれます。
ぜひ自分に合った使い方を見つけて、活用していきましょう!
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。