【手作りボードゲーム】100均アイテムで作るキャット&チョコレートの作り方
キャット&チョコレートは限られた手札を駆使してピンチを乗り切る大喜利系のボードゲームです。
2010年には日本ボードゲーム大賞を受賞し、その後も数々のシリーズが発売されるなど高い人気を集めています。
そんなキャット&チョコレートを自作してみました。
材料・道具はすべて100円ショップで揃えられるので、とってもお手軽に作れちゃいます。
「自作ボードゲームを作ってみたい」
「人気のゲームを自分で再現してみたい」
という方は、ぜひ本記事を参考にチャレンジしてみてくださいね。
キャット&チョコレートについて
キャット&チョコレートは幻冬舎から販売されているカードタイプのボードゲーム。
中でも有名なのは、日常で起こりそうなピンチを集めたキャット&チョコレート 日常編です。
キャット&チョコレート 日常編
プレイ人数 | 3人~6人 |
プレイ時間 | 約20分 |
対象年齢 | 8歳~ |
「迷子になった」「ガス欠だ!」などのピンチを、「刀」「マスク」など限られたアイテムでどう乗り切りるか考え発表します。
ありorなしを判定するのは周りのプレイヤー。
みんなでワイワイ楽しめるボードゲームです。
遊び方
遊び方をご紹介します。
こちらの動画がとてもわかりやすいです。
現在の山札の一番上の数字が使用しなくてはならないアイテムの数になります。
手札は常に3枚の状態です。
成功のカギはいかに柔軟な発想でこじつけられるかです。
自由な発想でピンチを乗り切っちゃいましょう!
シリーズについて
キャット&チョコレートはさまざまなシリーズ作品が発売されています。
有名なものを中心にピックアップしてみました。
キャット&チョコレート 日常編
日常でありがちなピンチを集めた定番品です。
キャット&チョコレート 非日常編
映画のような非日常のピンチを乗り切りましょう。
キャット&チョコレート ビジネス編
倒産や誤発注など仕事のピンチを集めた比較的大人向けのシリーズです。
キャット&チョコレート 学園編
学校生活でありがちなピンチを集めたシリーズです。
※こちらの商品はコンパクト版です。
キャット&チョコレート 幽霊屋敷編
恐怖に負けずピンチを乗り切れるでしょうか?
※こちらの商品はコンパクト版です。
手作りキャット&チョコレートの作り方
さて、キャット&チョコレートの概要を把握したところで、本題の作り方に入っていきましょう。
今回ご紹介する手作りキャット&チョコレートの完成形がこちら。
手描きで作ったため手作り感満載ですが、オリジナリティーあふれるボードゲームができました。
地道にイラストを描く作業が中心なので、完成までは5時間ほどかかりました。
イラストを簡易化したり、文字のみにすればもっと短時間で作れますよ。
シールを活用するのもおすすめです!
今回は以下の4つの工程に分けてご紹介していきます。
- イベント&アイテムの案を出す
- カードにイラストを描く
- イベントカードの裏面に数字を書く
- カードの種類別に装飾する
時間は少々かかりますが、難しい作業は一切ありません。
誰でも簡単に作れますよ。
材料と道具
まずは必要な材料と道具からご紹介していきます。
必要なものはすべて100円ショップで揃えられます。
- 無地アレンジカード
- 油性ペン
- 色鉛筆
- シール
- マスキングテープ
- はさみ
今回のメインアイテムである無地アレンジカードは、セリアで購入しました。
私が購入した店舗ではパーティーグッズ売り場に置いてありました。
画材はお好みで結構ですが、カードの素材によって擦れたりにじんだりしてしまう恐れがあるのでご注意ください。
①イベント&アイテムの案を出す
それでは、早速作っていきましょう。
まずは作成するカードの枚数を決めます。
ちなみに、本家のキャット&チョコレートは以下の通りです。
イベントカード34枚
アイテムカード36枚
チームカード6枚
合計76枚
今回は無地アレンジカード60枚すべて使って以下の枚数ずつ作ることにしました。
イベントカード26枚
アイテムカード30枚
チームカード4枚
合計60枚
チームカードはプレイする最大人数分(3〜6枚)を用意しておきましょう。
私は5人以上ですることはなさそうだと思ったので、4枚にしました。
枚数を決めたら、イベントカードとアイテムカードのお題を出していきます。
ぶっつけ本番で書いてもいいですが、思わずお題が重複してしまう恐れがあるので、下書きしておくことをおすすめします。
イベントとアイテム、それぞれ必要な数のお題がそろったらカード作りに入っていきましょう。
②カードにイラストを描く
ここからがメインの作業。
カードにイラストと説明を描いていきます。
イベントカード&アイテムカード
まずは先ほどお題を出したイベントカードとアイテムカードから作っていきます。
書き方は自由ですが、私は中央にイラスト、下部に説明を書きました。
油性ペンで書いてから色鉛筆で色をつけます。
カードの外側は後でマステを貼る予定なので、少し余裕をもたせました。
必要枚数、どんどん描いていきましょう。
イベントカード26枚、アイテムカード30枚描き終わりました。
かなり膨大な量になりました。
チームカード
チームカードは対戦チームを決めるために使うカードです。
2種類のイラストを描いていきます。
たとえばチームカードが4枚なら2枚ずつ、チームカードが5枚なら2枚と3枚用意します。
私は本家にならってキャットとチョコレートのイラストにしました。
私はチームカードを4枚にしたので、2:2で分けました。
③イベントカードの裏面に数字を書く
イラストを描き終えたら、イベントカードの裏面に数字を書いていきます。
1〜3の数字をランダムに書きましょう。
私はシールの上に数字を書いて貼りました。
1は赤、2は紫、3はピンクと数字ごとに色を変えてあります。
ゲームの難易度を低くしたい場合は1を多めに、難易度を高くしたい場合は3を多めに作ってみてくださいね。
今回は1を8枚、2を10枚、3を8枚にしました。
④カードの種類別に装飾する
ここからは必須ではありませんが、カードを見分けやすくするためにもう一手間加えていきます。
この工程を飛ばしてもゲーム自体に影響はないので、早く完成させたい方は飛ばしてもOKです。
各カードにマスキングテープを貼っていきます。
表面に一周するように貼りました。
イベントカード、アイテムカード、チームカードでマスキングテープの色を変えたので、ゲーム中にイベントカードとアイテムカードがごちゃ混ぜになることもありません。
マスキングテープはかなり幅の細い3mmのものを使用しています。
イラストを邪魔しない細さ&色味でピッタリです。
裏面は何もしなくてもいいのですが、白紙のままだと少し寂しかったので申し訳程度にシールを貼ることに。
一目でカードの種類がわかるようになりました。
カードの裏面のデザインをカードごとに変えると、裏面を見ただけで表の内容がわかってしまう可能性があります。
デコレーションする場合はカードジャンルごとに統一するか、個性が出過ぎないように注意しましょう。
これにて作業は終了です。
お疲れ様でした!
⑤完成!
オリジナルのキャット&チョコレートが完成しました。
60枚全部にイラストを描くのは大変でしたが、満足のいく完成度に仕上がりました。
単体で遊ぶのはもちろん、本家と混ぜても楽しめそうです。
汚れ防止のため、カードはスリーブに入れて保管することにしました。
スリーブはダイソーで購入したトレカスリーブ(M-3、70枚)です。
62mm×89mmで、無地アレンジカードにちょうどいいサイズでした。
※無地アレンジカードは57mm×88mm。
これで汚れや傷を気にせず遊べます!
カードの収納にはセリアで購入したトレーディングカードケースCを使います。
こちらのケースは約64mm×94mmまで対応しているので、スリーブをつけた状態でも収納できます。
スリーブの厚みがあるためパンパンになってしまいましたが、無事に収納できました。
材料から保管ケースまですべて100円ショップで揃うので、みなさんも気軽に作ってみてくださいね。
作り方のコツとポイント
おわりに、作り方のポイントをまとめてみました。
- お題はイベント→アイテムの順で出すとひらめきやすい
- 裏面は各カードの個性が出ないように注意する
かんたんにご説明していきます。
お題はイベント→アイテムの順で出すとひらめきやすい
最初のお題出しは、案外時間がかかります。
特に本家のキャット&チョコレートをやったことがない方の場合、案が浮かばず思いのほか時間がかかってしまうかもしれません。
お題はイベントカードとアイテムカードの2種類を考えますが、イベントから先に考えていくとひらめきやすかったです。
たとえば「土砂降りの中、傘が壊れた」というイベントの場合、「フライパンを傘代わりにできそう」「ゴーグルがあれば視界を確保できるかも」という対処法を思い浮かべました。
この対処法に登場した「フライパン」「ゴーグル」をアイテムカードにすると、つながらなそうでつながるアイテムが揃いやすくなります。
これくらい無理矢理な解決方法で考えた方がおもしろいです!
裏面は各カードの個性が出ないように注意する
先にもお伝えしましたが、裏面はカードごとにデザインを変えないようにしましょう。
裏面を見て表の内容がわかってしまったら、ゲームがつまらなくなってしまいます。
特にチームカードは途中で内容がわかってしまうとゲームが成り立たなくなってしまうので、デザインは統一しましょう。
こちらの点に注意すれば、あとは自由に作ってOK。
みなさんの個性あふれるオリジナルのキャット&チョコレートを作ってみてくださいね。
おわりに
人気ボードゲーム「キャット&チョコレート」の作り方のご紹介でした。
- イベント&アイテムの案を出す
- カードにイラストを描く
- イベントカードの裏面に数字を書く
- カードの種類別に装飾する
時間は少々かかりますが、その分愛着をもって遊べること間違いなし。
100円ショップの材料でかんたんに作れるので、みなさんもぜひ作って遊んでみてくださいね。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!
\ 本家と混ぜたらもっと楽しい! /