資格の勉強計画の立て方を実例でご紹介【社会人の資格勉強】
仕事や家事など、社会人は毎日やることがいっぱいあります。
毎日忙しく過ぎていく日々の中で資格の勉強を進めるのは中々大変ですよね。
スキルアップのために資格の勉強を始めたものの、まとまった時間が取れず思うように進まなかったり、計画倒れしてしまったりした経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
私は趣味の一環として資格や検定の勉強をしていますが、勉強を始める前には必ず勉強計画を立てます。
無理のない勉強計画を立てることで計画的に勉強を進められる上、継続できたことが自信になり、モチベーションアップにもつながります。
本記事では、来年3つの民間資格を受験予定の私が、実際に資格の勉強計画を立てる様子を写真でご紹介しながら、計画の立て方の手順やポイントを解説していきます。
「仕事をしながら資格勉強を進めるのが大変」
「勉強計画の立て方がわからない」
という方は、ぜひ本記事を参考に計画を立ててみてくださいね。
資格勉強をするならまず計画を立てよう
まとまった勉強時間を確保しにくい社会人。
無理なく勉強を進めるためには、勉強計画をしっかり立てておくことが大切です。
勉強計画を立てることには、こんなメリットがあります。
- 受験日が明確になる
- 勉強内容・範囲が明確になる
- 勉強を進めるペースがわかる
ただ闇雲に勉強するだけではゴールが見えず、挫折する原因にもなってしまいます。
「思ったより勉強ペースが遅くて試験に間に合わない!」という事態を避けるためにも、資格勉強を始める際はしっかり勉強計画を立てましょう。
あわせて勉強記録もつけることで、継続できたことが目に見えてわかります。
モチベーションアップにもつながるので、簡易的にでも記録をつけることをおすすめします。
本記事後半ではズボラな私の勉強記録のつけ方もご紹介していきます!
資格の勉強計画の立て方
それでは、実際に勉強計画を立てていきましょう。
ちなみに、私の条件はこんな感じです。
- 社会人20代女
- 来年3つの民間資格を受験予定
- 勉強はじっくりゆっくり学びたい
受験予定の資格は「日本漢字能力検定2級(漢検)」「食生活アドバイザー2級」「色彩検定1級」の3つです。
試験日はそれぞれ2月、6月、11月とバラバラですが、並行して勉強を進めていきます。
私が資格勉強の計画を立てる上で意識していることは、4つあります。
- 勉強時間はゆとりを持たせる
- 無理のない計画を立てる
- 試験日から逆算して勉強期間を決める
- 予備日を設ける
勉強は必ずしも計画通りに進められるとは限りません。
突然仕事が忙しくなったり、体調を崩したりといったトラブルが起こる可能性もゼロではないので、無理のないスケジュールを立てて計画倒れを防止しましょう。
用意するもの
今回は以下のものを使って計画を立てていきます。
- テキスト
- ノートや紙
- カレンダー付箋(手書きでも可)
- ペン
家にあるものだけでかんたんにできるので、一緒にやってみてくださいね。
①試験日を調べる
まずは資格の試験日を調べ、受験する日にちを決めます。
期日を決めずにダラダラ勉強するのは効率的ではありませんし、モチベーションを保つのも大変です。
受験日の候補が複数ある場合は、次項の「②必要な勉強時間を調べる」とあわせて検討してみてください。
中にはCBT試験といって、全国のテストセンターでコンピューターを使って受験する方式もあります。
CBT試験は自分で好きな日にちを選んで受験できますが、この場合もおおよその受験日を決めておきましょう。
試験日は余裕を持たせるのがおすすめです。
②必要な勉強時間を調べる
並行して、勉強時間の目安も調べておきましょう。
公式サイトのほか、実際に受験した人のブログなども参考になります。
ネット上に載っている勉強期間や勉強時間はあくまでも一例であり、また合格ラインに到達するまでの目安であることが多いです。
苦手分野や高得点を目指したい場合などは、目安の時間にプラス10〜20時間ほど追加すると安心です。
私が受験予定の資格の勉強時間は、以下のように算出しました。
※漢検はすでに勉強した分を差し引きました。
※再来年に受験予定のFPの予定も含めています。
色彩検定1級は高得点を狙いたいため、FP3級は苦手分野のためそれぞれ20時間プラスしています。
受けるからには絶対落ちたくないので、私はいつも勉強時間を長めに取ります。
③勉強期間を決める
勉強時間の予想を立てたら、勉強期間を決めていきます。
勉強に充てられる時間は人それぞれです。
仕事や家事などを考慮し、無理のない勉強期間を設けましょう。
- 1日1時間 → 月30時間
- 1日2時間 → 月60時間
- 平日0.5時間・休日1時間 → 月20時間
- 平日1時間・休日2時間 → 月40時間
まずはおおよそでいいので、勉強期間を決めてしまいましょう。
私は複数の資格を同時進行で勉強するため、わかりやすいように表に書き出しました。
少しずつ進めるのが好きなので、勉強期間は長めに設けています。
④月ごとの勉強時間と配分を決める
つづいて、月ごとの勉強時間を決めていきます。
特に月によって仕事の忙しさが異なる人は、勉強に充てられる時間も月によって変わってくると思います。
予定を確認しつつ、どの月に何時間くらい勉強するか予定を立てましょう。
私は月の勉強時間が40時間以内になるように割り振りました。
いずれの資格も勉強時間は前半を少なめに、後半にかけて多めに取っています。
⑤テキストを買う
テキストをまだ購入していない場合は、このタイミングで用意するのがおすすめです。
受験日や勉強期間を決めてからテキストを用意することで、「試験に対応していないテキストを買ってしまった」という事態を避けられます。
たとえば、FPは毎年5〜7月頃に新しいテキストが出ます。
改訂前のテキストでは範囲や内容が異なる場合があるため、必ず自分が受験する試験日に対応したテキストを用意しましょう。
⑥勉強の進め方を決める
つづいて、テキストのボリュームや内容を確認しながら勉強の具体的な進め方を決めていきます。
私は以下の順番で勉強を進めることが多いです。
- 全体像の把握
- テキスト勉強
- 暗記
- 練習問題・過去問題を解く①
- 苦手箇所の復習
- 過去問題を解く②
- 最終チェック
私は時間に余裕があるのでこのような流れで進めますが、時間がない方は全体を軽く学習→過去問題を解いて傾向を把握→苦手な箇所に絞って勉強という流れがおすすめです。
資格によってテキスト勉強重視or演習問題重視など、最適な勉強方法が異なります。テキストの内容を確認しながら進め方を決めましょう。
今回は食生活アドバイザー2級を例に、勉強の進め方を決めてみました。
- 全体像の把握
- テキスト勉強&練習問題
- 暗記
- 苦手箇所洗い出し&ノート作り
- 過去問題を解く①
- 苦手克服
- 過去問題を解く②
- 最終チェック
おおまかな流れを決めたら、もう少し具体的に詰めていきます。
⑦月ごとにやることを振り分ける
最後の工程です。
⑥で決めた勉強の進め方を月ごとに振り分けていきます。
ここでおすすめなのが、章ごとのページ数を書き出すこと。
資格によっては、章ごとのボリュームにばらつきがある場合があります。
ボリュームを確認せずに「ひと月に2章ずつ進める」などと決めてしまうと、時間が足りなくなってしまう恐れもあるので注意しましょう。
月ごとの進め方をメモに書き出してみました。
食生活アドバイザーは願書と一緒に過去問題集を購入する予定なので、過去問は少し遅めの5月頃から手をつける予定です。
こちらで完成でもいいですが、私は勉強計画と一緒に勉強記録もつけたいので、カレンダーを作っていきます。
マンスリー手帳を使うのもおすすめです!
勉強期間分のカレンダーを作り、月ごとの勉強内容と目安の勉強時間を記入しました。
先頭のページには先ほどのメモを貼り、全体の流れを確認できるようにしました。
私はカレンダーに勉強記録を記入していきますが、さらに細かい勉強計画(何ページまで進める等)を書き込むのもおすすめですよ。
【おまけ】勉強記録のつけ方
私はズボラなので、勉強記録はかなり簡易的につけます。
勉強した日の日付に
をつけ、勉強時間とかんたんな勉強内容を書くだけです。
こちらは以前色彩検定2級の勉強をしていたときの勉強計画です。
何章の何ページまで進めたのか、いつの過去問をやったのか、などを記録していました。
勉強計画と勉強記録を同じページで管理することで、勉強を計画通りに進めやすくなります。
丸が増える=勉強できた日という指標にもなるので、モチベーションアップにもつながりますよ。
以上が、私の勉強計画の立て方です。
資格の全体像を掴んでから勉強に取り組むことで、着実に進められます。
勉強計画は紙とペンがあればすぐに立てられるので、これから資格勉強を始める方はぜひ作ってみてくださいね。
おわりに
複数の資格を同時に勉強する私の勉強計画の立て方をご紹介しました。
- 試験日を調べる
- 必要な勉強時間を調べる
- 勉強期間を決める
- 月ごとの勉強時間と配分を決める
- テキストを買う
- 勉強の進め方を決める
- 月ごとにやることを振り分ける
何かと忙しい社会人。
勉強計画を立てる際は、資格の全体像をしっかり把握した上で無理のないスケジュールを組みましょう。
勉強計画を立てると、勉強を進める順番やペースが明確になります。
ほかにも挫折しにくくなったりモチベーションアップにつながったり、嬉しいメリットがたくさんあるので、資格や検定の勉強をする際はぜひ勉強計画を立ててみてくださいね。
それでは、一緒に勉強をがんばりましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。