【社会人の独学】食生活アドバイザー2級の勉強方法&スケジュールまとめ
食生活アドバイザーは食生活にまつわる知識を問う民間資格です。
食に携わる社会人や勉強中の学生、主婦などを中心に幅広い年代の人々から人気を集めています。
食生活アドバイザーは受験資格がないため、誰でも気軽に受験できます。
ですが独学で勉強するとなると、何から手をつけていいのかわからなかったり、難易度のイメージがつかなかったり、悩む方も多いのではないでしょうか。
私は2024年6月の第51回試験に合格しましたが、勉強中は同じような悩みを抱えていました。
そこで本記事では、これから食生活アドバイザー2級を受験する方に向けて、私が実際に取り入れた勉強方法をすべて詳しくご紹介していきます。
実際に勉強してみて感じたことなどをお話しながら解説していくので、これから受ける方の参考になれば幸いです!
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食生活アドバイザーについて
食生活アドバイザーは食生活にまつわる知識を問う民間資格です。
栄養素や調理方法、食中毒や流通など、「食生活」に関するさまざまな問題が出題されます。
出典:食生活アドバイザー
級位は2級と3級のみで、1級はありません。
公式サイトによると、合格率は実施回によって差があるものの、平均で3級で65%、2級で40%程度です。
ちなみに、第51回試験の2級合格率は30.6%と思いのほか低かったです。
2級の合格率はやや低めですが、しっかり勉強して臨めば独学でも十分合格できますよ。
食生活アドバイザー2級の勉強方法&スケジュール
それでは、ここから私が実際に取り入れた勉強方法をご紹介していきます。
ちなみに、私(社会人・20代女)の条件はこんな感じでした。
勉強期間 | 約6ヶ月 |
勉強時間 | 約170時間 |
点数 | 101点 / 123点(合格基準は74点) |
私の場合、試験の3週間前にテキストが改訂されていることを知り大慌てで勉強し直したため、勉強時間は長めだと思います。
合格が目標なら100時間程度でも十分かなと思いますが、せっかく勉強するからには時間を長めにとってしっかり知識をつけるのもおすすめです。
それでは、ここから私が行った勉強方法とスケジュールをご紹介していきます。
私はこのような順番で勉強を進めました。
- テキストで概要を把握(6ヶ月前)
- テキスト勉強(5ヶ月〜3ヶ月前)
- 暗記(3ヶ月〜1ヶ月前)
- 模擬問題・過去問の演習(1ヶ月〜1週間前)
- 苦手箇所の復習(2週間前〜1週間前)
- 最終チェック(1週間前〜当日)
ここから順番に解説していきます!
①テキストで概要を把握(6ヶ月前)
食生活アドバイザーの受験を決意し、まずテキストを購入しました。
私が購入したのは公式から出ているテキスト&問題集です。
ちなみに、私がテキストを買ったのは2023年12月だったのですが、翌1月にテキストの改訂版(2024-2025年版【公式】食生活アドバイザー テキスト&問題集)が発売されました。
私は試験3週間前まで改訂に気づかなかったため、旧テキストを使って勉強していました。
これから勉強する方は、必ず最新版を購入するようご注意ください!
\ 2024年〜2025年版はこちら! /
テキストを購入したら、まずは一通りざっと目を通しました。
このときは、わからない部分があっても気にしなくて大丈夫。
大まかな学習内容を把握することがポイントです。
②テキスト勉強(5ヶ月〜3ヶ月前)
概要を把握をしたら、いよいよ本格的な勉強のスタートです。
私はテキストを読むだけでなく自分の言葉でまとめる方が理解しやすいので、テキストを見ながら重要事項をノートにまとめていきました。
テキストの内容をすべてまとめるのは時間がかかって効率も悪いので、必要だと思った箇所に絞って書きました。
- テキストだけでは理解できない
- 複数ページに渡る内容を一覧にまとめたい
- 赤シートを使って暗記したい
- 自分の言葉で書いておきたい
これらに当てはまる項目をノートに書きながら勉強を進めていきました。
覚えたい語句はオレンジのペンで書くと、赤シートを使って何度も復習できるのでおすすめです。
ちなみに、私はA5サイズのルーズリーフをノートとして使いました。
今回使ったノートのように使えるバインダー
\ ノート感覚で使える! /
また、公式テキストには模擬問題がついています。
テキスト勉強と際に一通り解いておくと、出題傾向などが把握できますよ。
この段階での私の正解率は5割程度でした。これから暗記していくので、正答率が低くても気にしなくて大丈夫です!
③暗記(3ヶ月〜1ヶ月前)
一通りテキストの勉強が終わったら、暗記作業に移っていきます。
私は自作のノートを中心に暗記を進めました。
はじめはひたすらノートを読み、ある程度頭に入ったところで赤シートを使って重要語句を覚えているかチェックしていきました。
間違えた語句には付箋を貼り、後から復習できるようにしました。
青や緑の付箋を使うと、赤シート越しでも付箋が見えて便利です。
付箋はスリム見出しミニ 多色アソート
かなりミニサイズですが、周辺の文字を邪魔しないので快適でした。
ちなみに、食生活アドバイザー2級試験では筆記問題も出題されます。
雰囲気で覚えるだけでなく、漢字で書けるようにしっかり覚えましょう。
四字熟語などはひたすら書いて覚えました!
④練習問題・過去問の演習(1ヶ月〜1週間前)
本番で十分な力を発揮するためには、問題の形式に慣れておくことが欠かせません。
私は試験1ヶ月前頃から、模擬問題や過去問題を中心に進めました。
- 改訂版【公式】食生活アドバイザー テキスト&問題集(旧テキスト)の模擬問題
- 2024-2025年版【公式】食生活アドバイザー テキスト&問題集(新テキスト)の模擬問題
- 食生活アドバイザー検定試験 科目別過去問題集 2024年版
私はこの辺りで新テキストを買い足したため、模擬問題は新旧のテキスト2冊を使いました。
加えて、公式の過去問題集を購入し何度も解きました。
過去問題に比べると、テキストの模擬問題は難易度がやや低いと感じました。
模擬問題は問題数も各章25問程度しかないため、過去問題集もあわせて購入するのがおすすめです。
本番試験では過去問題集に載っていたものとよく似た問題が出題されました!
⑤苦手箇所の復習(2週間前〜1週間前)
模擬問題や過去問題を解いていると、自分の苦手な箇所が見えてきます。
この期間は、間違えた問題の見直しと苦手な箇所の復習に注力しました。
間違えた問題は解説をよく読んだりテキストを読み返したりして、ノートにまとめました。
空き時間にノートを見返し、知識を入れ込みました。
問題演習と苦手箇所の復習は並行して進めるのがおすすめです。
苦手な箇所を放置せずすぐに復習することで、効率よく頭に入りますよ。
私はこのタイミングであわせて、新テキストの変更点を一気に勉強しました!
⑥最終チェック(1週間前〜当日)
試験1週間前からは、最終チェックの期間です。
この時点で過去問題では9割以上取れるようになっており、ある程度は安心していました。
- テキスト・ノートの読み直し
- 過去問題集を解く
- 語句を漢字で書けるかのチェック
中でも効果があったと思うのが、直前にテキストを一通り読み直したことです。
補足説明など細かい部分から出題された問題もあり、直前に読み返していたことが本番で役に立ちました。
直前に体調を崩すなどといったことが起こる可能性もあるため、勉強計画を立てるときは最後の1週間を予備日として空けておくのがおすすめですよ。
以上が、私が食生活アドバイザー2級の勉強をしたときの勉強方法とスケジュールです。
私はかなりゆとりを持たせたスケジュールだったので、もっと短時間で集中して勉強したい方は勉強期間を狭めるなど工夫してみてくださいね。
おわりに
私が食生活アドバイザー2級に合格したときの勉強方法とスケジュールをご紹介しました。
- テキストで概要を把握(6ヶ月前)
- テキスト勉強(5ヶ月〜3ヶ月前)
- 暗記(3ヶ月〜1ヶ月前)
- 模擬問題・過去問の演習(1ヶ月〜1週間前)
- 苦手箇所の復習(2週間前〜1週間前)
- 最終チェック(1週間前〜当日)
私は本番3週間前にテキストの改訂に気づくという大失態をおかしましたが、元々ゆとりを持ったスケジュールを立てていたおかげで焦らずに本番を迎えられました。
余裕をもったスケジュールにすることで根を詰めることなく楽しく勉強できたことも、よかったことのひとつだと思います。
食生活アドバイザーは栄養素や衛生、流通など食生活にまつわる幅広い知識が身につきます。
飲食に関わっている方はもちろん、日頃自炊をする方にとってとても役立つでしょう。
食生活に興味がある方は楽しく学習できると思いますので、ぜひ本記事を参考に勉強を進めてみては?
それでは、みなさんが試験に合格できるようお祈りしています。
最後までご覧いただきありがとうござました!