「紙に書くと夢が叶う」にはちゃんとした理由があった!驚くべき効果とは
みなさんは、「紙に書くと夢が叶う」という言葉を聞いたことはありませんか?
簡単にいえば、紙に書いて可視化することで行動に移しやすくなり、目標に届きやすくなるというもの。
これは、脳科学的にも立証されているのです。
そこで今回は、手書きに隠された驚くべき効果についてご紹介していきます。
「目標を立てても中々達成できない」
「叶えたい夢がある」
という方は、脳の仕組みを知ることで一気に達成への道が拓けるかもしれませんよ。
後半では手書きがおすすめなものもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
デジタル時代でも手書きがいい理由
今や世界はパソコンやスマートフォンが普及し、何でもタイピングやタッチで済んでしまう時代になりました。
そんな世の中であえて「手書き」を選ぶことは、一見時代に逆行する効率の悪い方法のように思えます。
ですが、手書きには驚くべき効果が隠されているのです。
だからこそ、私はこの時代の中でも「書く」作業では手書きに比重を置いています。
手書きは記憶に残りやすい
手書きはデジタル入力よりも記憶に残りやすいとされています。
手書きがもたらす効果については世界各国でさまざまな研究が行われており、代表的なものではこのような事案があります。
- エッセイを手書きで書いた小学生の方が完成された文章を書き、読み方の習得スピードも早かった
- 授業内容をノートに書いた学生とキーボードで打ち込んだ学生では、手書きをした学生のグループの方がテストの平均点が高く、その後も情報を長く覚えていた
手を動かして文字を書くことで脳を刺激し、長く記憶に留めておくことができるのです。
手書きは時間がかかります。
たとえば、授業で聞いたことをすべて書き起こすのは不可能です。
ですが、授業でノートをとるには注意深く話を聞き、自分の言葉で要約し、無駄がないよう工夫する必要があります。
つまり、文字を書くと同時にさまざまなことを考える必要があるのです。
この考える作業がその場では非効率に思えても、結果的に記憶の定着を助ける重要な役割を担っています。
さらに、文字を書くことで思考力が高まることも科学的に立証されています。
アイデアが欲しいとき、深く考察したいとき、手書きによって驚くべき名案が浮かぶかもしれません。
参照:バレットジャーナル 人生を変えるノート術 | ダイヤモンド・オンライン
おすすめは手書きとデジタルの併用
私は内容やTPOに合わせて手書きとデジタル入力を併用しています。
【手書き】
- スケジュール
- タスク
- ウィッシュリスト100
- 3good things
- 防災用メモ・緊急連絡先 など
【デジタル入力】
- 買い物メモ
- パスワードの管理
- ブログの下書き など
記憶に留めたいこと、ネット環境がなくても必要な内容は手書き、スピード感が必要なものはデジタルで管理しています。
たとえば買い物メモは出先でぱっと確認したいので、スマホのメモで管理しています。
紙に書くと夢が叶うと言われている理由
冒頭では手書きが記憶に残りやすいことをご紹介しました。
ここからは、手書きがもたらす「紙に書くと願いが叶う」効果について深掘りしていきたいと思います。
紙に書くと願いが叶うとされている理由は主にこちらの3点です。
- 書くことで脳に情報がインプットされる
- 潜在意識がはたらく
- 可視化することで自分の行動が変わる
ひとつずつご紹介していきます。
理由①書くことで脳に情報がインプットされる
まずは、デジタル入力に比べて手書きの方が記憶に残りやすいと言われている理由についてお話します。
記憶を定着させるには、脳を活性化することが何よりも大事です。
手書きの場合、文字を書く際にはまずどこに書こうか、ペンは何を使おうか、大きさはどうしようか、など考えることがたくさんあります。
さらに文章を書きはじめてからは見出しや文章の構成、漢字・ひらがな・カタカナの使い分けなどさまざまなことに留意して書き進める必要があります。
一方でパソコンやスマホで入力する場合は、聞いた情報を打ち込むだけでいいです。
キーボードひとつで漢字やカタカナへの変換も済んでしまいます。
作業量の差は歴然ですね。
これが、手書きの方が記憶に残ると言われている理由のひとつです。
理由②潜在意識がはたらく
潜在意識とは、本人の気づかないレベルで存在する自覚のない意識のことです。
紙に書くと願いが叶うと言われているのには、潜在意識が深く関わっています。
手を動かして書くことは、脳幹のRAS(網様体賦活系)にある細胞を刺激します。
RASは脳のフィルターのような役割をしており、自分にとって重要であったり興味があったりするものを無意識にキャッチしています。
たとえば車を購入すると自分と同じ車ばかり走っているように感じたり、赤ちゃんが欲しいと思ったら妊婦さんが目につくようになったりしますよね。
これらは、RASの働きによるものです。
つまり、手書きで夢や目標を書き込むことで脳に必要な情報だと認識させ、無意識のうちに夢にまつわる情報を拾い上げることが可能になるのです。
参照:脳科学のRASとは?メリットや活用方法をわかりやすく解説 | GOAL-Bマガジン
理由③可視化することで自分の行動が変わる
ご紹介した通り、手書きの効果はお分かりいただけたと思います。
ですが、紙に書いたからといって何の努力もなしにすべての夢や願いが叶うわけではありません。
目標を達成するには、最終的に自分の努力が必要不可欠です。
夢や目標、やりたいことなどを紙に書いたら、定期的に振り返ることを忘れてはいけません。
叶えたいことをリストアップしてウィッシュリストを作る方も多いと思います。
ウィッシュリストを作ったら、月に1回など定期的に振り返りの時間を設けるようにしてみてください。
振り返ってみると、いつのまにか達成できていたことや、あと少し頑張れば達成できそうという項目があるはずです。
たとえば、「今年中にマイナス3kg」という目標を立てたとします。
目標まであと1kg。でもなかなか減らない…。
そんなときに目標を見て、「ラストスパート頑張ろう」「運動メニューを増やしてみようかな」というように自然と意識が向くようになります。
これが、可視化することで起こる行動の変化です。
手書きは夢に近づくための近道です。
ですがそれだけでなく、自分から掴み取りにいく意識も必要ということですね。
手書きのメリットを活かす方法
ここまで紙に書くと夢が叶う理由をご紹介してきましたが、その効果を知ったからには活かさないともったいないですよね。
そこで私がおすすめする「これは手書きがいい!」と思うものをいくつかご紹介していきます。
- スケジュール
- To Doリスト
- ウィッシュリスト
- アイデアメモ
- 勉強
これは私も実際に手書きで取り入れていて、効果を感じているものです。
チャレンジできそうなものから取り入れてみてはいかがですか?
スケジュール
私はスケジュール管理に紙の手帳を使っています。
以前アプリ管理を試したこともあったのですが、結局不便を感じて手帳に戻ってきました。
手帳でスケジュール管理をする最大のメリットは、情報が整理しやすく記憶に残りやすいことだと感じています。
たくさんの情報や予定を管理するビジネスマンにこそ、紙の手帳はおすすめですよ。
To Doリスト
To Doリストはやるべき作業をリスト化したものです。
私はバレットジャーナルのラピットロギング(※)に倣ってタスク管理をしています。
※キーを呼ばれる記号でタスクを管理するノート術のこと。
紙に書くことで記憶に留まりやすく、チェックボックスを塗る際の達成感がやみつきになります。
ウィッシュリスト
夢や願い、目標などのやりたいことをリスト化したウィッシュリスト。
ウィッシュリストは断然手書きがおすすめです!
叶えたい夢は紙に書き出しリスト化しましょう。
定期的に振り返ることでさらに叶いやすくなりますよ。
アイデアメモ
頭の中がモヤモヤしているときや上手く言語化できないときは、思うまま紙に書き出してみましょう。
書き出すことで頭の中が整理され、必要な情報が記憶に残りやすくなります。
勉強
オンライン授業に勉強アプリ、次々とデジタルで勉強できるツールが登場しています。
そんな中でも、私は勉強においても手書きを主体にしています。
書くことの最大のメリットは記憶に残りやすいこと。
覚えることが山ほどある勉強にはもってこいですね。
私はテキストや手書きノートをベースに、空き時間は勉強アプリを使っています。
手書きとアプリそれぞれに長所があるので、自分に合わせて適宜選択して活用していきましょう。
以上5点が、手書きの効果をより引き出せる代表的な活用方法です。
特にウィッシュリストは夢を叶えたい人にピッタリですので、ぜひ取り入れてみてくださいね!
おわりに
「紙に書くと夢が叶う」と言われている理由と活用術のご紹介でした。
- 書くことで脳に情報がインプットされる
- 潜在意識がはたらく
- 可視化することで自分の行動が変わる
手を動かし頭を使う「紙に書く」作業は、一見効率が悪く見えます。
ですが、記憶に残りやすかったり潜在意識に働きかける効果があったりと、手書きならではのメリットもたくさんあります。
夢を叶えたいみなさん、目標はぜひ手書きで書いてみましょう!