色彩検定は、色彩や配色にまつわる知識を問う検定です。
デザインやファッションに関わる人をはじめ、学生や主婦など幅広い人から人気を集めています。
筆者はイチから独学で勉強して2022年冬期の色彩検定2級を受験し、無事合格しました。
そこで今回は筆者が色彩検定を受けてみようと思ったきっかけと実際に勉強してみてどうだったのかをご紹介していきます。
色彩検定の受験を迷っている方の参考になれば幸いです。

色彩検定について
色彩検定は公益社団法人色彩検定協会が主催する検定です。
色彩心理や配色、ファッションなど色彩にまつわる知識が問われる検定で、累計受験者は延べ150万人以上に上ります。
正式名称:文部科学省後援 色彩検定
級位:1級・2級・3級・UC級
試験日程:夏期・冬期の年2回(1級は冬期のみ年1回)
デザインを学ぶ学生やファッションやインテリアなどデザインに関わる仕事をしている社会人のみならず、幅広い世代の人が受験している検定です。
難易度や合格率、受験級の決め方はこちらでご紹介しています。
難易度と合格率
気になる合格率を見ていきましょう。
1級:52.7%
2級:77.9%
3 級:76.8%
UC級:89.7%
参照:色彩検定とは | 色彩検定協会/カラーコーディネーター
ご覧の通り、2級以下は合格率が高めです。
完全初心者でも独学で合格を目指せるので、何かの資格にチャレンジしたい社会人にもとてもおすすめです。
一度学習すれば一生使える知識が身につきますよ。
色彩検定を受けるなら何級?
色彩検定は公式テキストの内容から出題されるため、実務経験は必要ありません。
いきなり2級を受けるといった飛び級も可能です。
筆者も独学で2級から受けました。
【3級がおすすめ】
・色彩についてはじめて学ぶ
・手軽に資格を取りたい
【2級がおすすめ】
・仕事に役立つ色彩のスキルが欲しい
・履歴書に書きたい
【1級がおすすめ】
・デザインの仕事でスキルアップしたい
・色彩を教える立場になりたい
【UC級がおすすめ】
・ユニバーサルデザインへの配慮が必要な業種の方
履歴書に書いたり仕事に活かしたりできるという視点では、2級がおすすめです。
3級から着実に勉強したいという方は、もちろん3級から受けるのもいいでしょう。
さらに詳しい内容はこちらでご紹介しています。
私が色彩検定を取得しようと思った理由
それでは、筆者が色彩検定を受けようと思った理由についてご紹介していきます。
実際に勉強してみてどうだったかも踏まえてお話していくので、受験の参考にしてみてくださいね。
①昔から色が好きだったから
筆者が最初に色彩検定に興味を持ったのは、単純に色が好きだったからです。
幼少の頃から絵を描くのが好きだったり、色鉛筆を色順に並べて遊んだり、「色」に関わることが好きでした。
また、音に色を感じる共感覚を持っていることもあり、筆者にとって色彩はとても身近なものでした。
そして昨年、ふと何か資格を取ってみたいと思い立った際、最初に浮かんだのが色彩検定でした。
ささいなキッカケですが、筆者が色彩検定を受けようと思った一番の理由は色が好きだからという理由だったのです。
実際に勉強してみると、色の特性や色が持つ力など今まで知らなかった色のアレコレを知ることができ、以前にも増して色が好きになりました。
ファッションやメイク、料理に勉強など色に関わる場面はとても多いです。
たとえば服の合わせ方や料理の盛り付けなど、日常生活のさまざまな場面で色彩検定で学んだ色の知識が役に立っていると実感しています。
楽しみながら配色できるようになったのも嬉しい変化のひとつですね。
②仕事に役立ちそうだと思ったから
筆者は色彩検定の受験を決めた当時、結婚式の演出に関わる仕事をしていました。
照明や映像など色と直接関わる仕事だったので、色や光への知識を深めれば仕事に活かせるのではと思ったのも、受験を決めた理由のひとつです。
色彩検定が役立つ業種はたくさんあります。
筆者のように演出やブライダルに関わる仕事はもちろん、ファッション、デザイン、広告、インテリア、コスメ、フラワー、教育などさまざまな業種で役立つでしょう。
就活生や転職を考えている方にもおすすめです。
実際に勉強してみると、ランプの特性や色温度による印象の違いなど仕事に直接関係する内容から、配色やコーディネートのルールなど仕事に応用が利く内容まで網羅して学習できました。
仕事に役立つ知識を身につけられたので、勉強して本当によかったと思いました。
色に関わる仕事をしている方は、色彩検定を取って損はないでしょう。
きっと、仕事の幅が広がりますよ。

③私生活に活かしたいと思ったから
3つめの理由は、プライベートのさまざまなことに活かせそうだと思ったからです。
日々の洋服選びや写真の撮り方、料理の盛り付け方など色のセンスが問われる場面は毎日のようにあります。
色彩の勉強をすることでセンスを磨けるという点に、大いに魅力を感じました。
また、色の特徴や配色のルールを学ぶことで、今までなんとなく選んでいたものに理由が持てるようになるのではないかと思ったのです。
実際に勉強してみると、この予想は大正解でした。
今までなんとなく「この組み合わせがいい」と思っていた配色には規則があり、心地よいと感じるのにも理由があることを知りました。
その逆で、なんとなく避けてきた配色にも規則を当てはめれば調和する配色を作れることを学びました。
配色はセンスではなく、勉強で身につけられます。
「センスを磨きたい」
「配色で迷うことがある」
という方こそ、色彩検定はおすすめです。
おわりに
筆者が色彩検定を受けようと思った理由のご紹介でした。
①昔から色が好きだったから
②仕事に役立ちそうだと思ったから
③私生活に活かしたいと思ったから
色彩検定は同じように色が好きな方、仕事やプライベートに活かしたい方にとてもおすすめな検定です。
難易度も高すぎず初心者でも学習しやすい内容ですので、独学でも十分に合格を目指せます。
ここまで読んでくださったみなさん、色彩検定でより明るく鮮やかな毎日を手に入れてみませんか?
