【HSP】繊細さんこそアナログ手帳が向いている4つの理由
近年話題にのぼることが増えた「HSP」という言葉。
感受性が高く敏感な気質のことを指し、5人に1人が当てはまるとも言われています。
HSPは病気ではないものの、その「気づきすぎてしまう」特性ゆえに生きづらさを感じている人も多いです。
私もHSPですが、学生時代から試行錯誤した結果今は生きづらさを感じることなく、自分の特徴とうまく付き合えるようになりました。
その過程の中で、特に効果的だと感じたのが「紙の手帳を使うこと」でした。
そこで今回は、「繊細さん」にこそ手帳がおすすめな理由と嬉しい効果をご紹介していきます。
アナログな紙手帳には繊細さんにピッタリな要素が盛りだくさん。
繊細すぎて生きづらさを感じている方は、紙手帳で心を整えてみませんか?
\ 繊細さんの生き方をわかりやすく解説! /
HSPとは
HSP(Highly Sensitive Person)は感受性が高く敏感な気質のことで、アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が提唱しました。
近年は日本でも浸透し、「繊細さん」や「敏感すぎる人」などと呼ばれ関連書籍も多く販売されるようになりましたね。
- 他人の気分に左右される
- カフェインに敏感に反応する
- 明るい光や強い匂いなどに圧倒されやすい
- 美術や音楽に深く心動かされる
- すぐにびっくりする など
こちらはアーロン博士によるHSPの自己テストの一部です。
自分がHSPかどうか気になる方は、「気づきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本でチェックできますよ。
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HSP×手帳がおすすめな理由
HSPは五感に敏感で、身の回りのさまざまな刺激をキャッチします。
いいことは深く味わい、嫌なことには深く傷ついてしまう。
それがHSPの特徴です。
繊細さんが生きやすくなるためには、いいことを深く味わう点はそのままに、嫌なこととうまく付き合えるようになることが大切です。
手帳は、そんな繊細な心と向き合うためのツールとして大活躍しますよ。
- ひとりでじっくり向き合える
- 頭の中を整理できる
- 自分を知るキッカケになる
- 自己肯定感が上がる
いずれも私が実践して感じたメリットです。
ひとつずつご紹介していきます。
①ひとりでじっくり向き合える
繊細さんは人と話すとき、言語以外のさまざまな情報をキャッチします。
たとえば表情や声のトーン、仕草、過去の出来事など。
これだけ膨大な情報を常にキャッチし続けるのは、どんなに心を許した相手でも疲れてしまいますよね。
そんなときは、ひとりでゆっくり心を休める時間を設けましょう。
手帳は自分ひとりで向き合うもの。
人に見せることもありませんし、人と比べる必要もありません。
手帳は自分の思うままに自由に使えます。
日記やライフログで1日のがんばりを振り返ったり、スリー・グッド・シングスで小さな幸せに向き合ったり、ぜひ「いいこと」に目を向けてみましょう。
寝る前に手帳を書くことをルーティン化すれば、眠りにつく前に前向きな気持ちになれて一石二鳥ですよ。
②頭の中を整理できる
あれもこれも情報をキャッチしてしまう繊細さん。
中途半端に手をつけた結果、頭の中がごっちゃになってしまった経験がある方も多いのではないでしょうか?
手帳は、頭の中を整理するツールとしてとても役立ちます。
頭がパンクしそうなときは、ありのままに書き出してみましょう。
紙に書くことで問題が可視化されたり、物事の重要度の判別がつきやすくなったりします。
「何から手をつけていいかわからない!」と焦ってしまうときは、一度落ち着いて頭の中を整理してみましょう。
マインドマップもおすすめです。
③自分を知るキッカケになる
手帳には、スケジュールやタスク、日記などさまざまなことを書き込みます。
一度に書くことは少なくとも、毎日の積み重ねによって自分自身の時間の使い方や能力の限界などを知るキッカケになってくれますよ。
- スケジュールがぱんぱんに詰まった1週間
→よくがんばった!来週はゆったり過ごそうかな
- 完了したタスクで埋まったTo Doリスト
→前よりも効率良くタスクを管理できるようになった!
さらに日々のできごとや感情を記録しておけば、自分が何に興味を持っているのか、どんなことにストレスを感じるのか、何を優先するのかなどが明確になります。
書き込みが溜まった手帳は、迷ったときにヒントをくれるよき理解者のような存在になってくれるのです。
自分を理解することは繊細さんに限らず、誰しも必要なことですね。
④自己肯定感が上がる
みなさんは手帳を書いた後、振り返っていますか?
手帳は書いて終わりではなく、振り返りも大切です。
定期的に手帳を振り返ることで、「○○ができるようになった」「○○が継続できている」といった成長や進歩に気づけるようになります。
こうした成功体験は、自己肯定感を上げるのにピッタリです。
- 達成した目標を振り返る
→自分の能力を再確認でき、ポジティブな気持ちになれる
- 失敗や課題を振り返る
→失敗から何を学んだのかがわかり、自分の成長が見える
いいことも悪いことも、振り返ることで前向きな気持ちにしてくれるのが手帳です。
さらに、自己肯定感を高めるには前向きな文章を心がけることもおすすめです。
たとえば仕事が大変だった場合、そのまま「仕事がツラかった」と書くのではなく、「仕事が大変だったけど今日もがんばった!」と書いてみましょう。
書き方一つでポジティブに見えますよね。
手帳を書くときは「振り返ったときに楽しめるように」ということを少しだけ意識すると、書くときも振り返るときもより楽しめますよ。
繊細さんが手帳を楽しむコツ
おわりに、繊細さんが手帳を楽しく続けるコツをかんたんにご紹介します。
私はこれらのことを意識しています。
- 完璧を目指さない
- マイナスな内容は控えめにする
- お気に入りの文房具を使う
普段からちょっと意識するだけで、手帳タイムが楽しくなるかもしれません。
完璧を目指さない
まず、完璧を目指さないこと。
繊細さんはいろいろなことに気づいてしまうため、何事もキレイに仕上げたくなってしまいます。
ですがキレイさにこだわると手帳が続かなくなってしまったり、ミスが嫌になってしまったり、「手帳を使うこと」ではなく「手帳をキレイに書くこと」が目的になってしまいます。
考え方を変えるのはなかなか難しいですが、「余白があっても気にしない」「自分が読めればOK」と気楽な気持ちで向き合うようにしましょう。
マイナスな内容は控えめにする
先にもお伝えした通り、振り返ったときに前向きな気持ちになれるような書き方をするのがおすすめです。
書いているときも、「仕事がツラかった」よりも「仕事が大変だったけど今日もがんばった!」と書く方が自分を褒めたくなりますよね。
嫌なことを書き出してストレス発散したいときは、普段使っている手帳とは別のノートに書くのがおすすめです。
お気に入りの文房具を使う
手帳は楽しく続けられなければ意味がありません。
手帳タイムをより楽しめるよう、身の回りの文房具はなるべくお気に入りのものを集めましょう。
お気に入りのペンを使うのはもちろん、シールやマスキングテープで手帳をデコレーションするのもおすすめです。
繊細さんは美的感覚が豊かなので、手帳デコに楽しみを見つける方も多いです。
シールやマステは余白を埋めるのにもピッタリなので、ひとつお気に入りのものを持っておくといいですよ。
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おわりに
HSP気質の「繊細さん」に手帳が向いている理由のお話でした。
- ひとりでじっくり向き合える
- 頭の中を整理できる
- 自分を知るキッカケになる
- 自己肯定感が上がる
生きづらさを感じている繊細さんは、ぜひ手帳を取り入れて「じぶん時間」を作ってみてくださいね。
生きづらさを感じるのは、無意識に他人と比べているからかもしれません。
これからは、手帳を使って過去の自分と比べてみませんか?
自分の成長や進歩に気づき、自信につながるかもしれませんよ。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
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