【初心者向け】紅茶の勉強をするならこの1冊でOK|紅茶が格段においしくなる!
「紅茶について知ってみたい」
「おいしいいれ方が知りたい」
という方におすすめなのが、『紅茶の大辞典』です。
『紅茶の大辞典』はその名の通り紅茶についてのいろはが記された本で、いれ方から産地、世界の紅茶文化まで網羅して学べます。
フルカラーでとにかく写真が豊富。
雑誌感覚で読み進められるため、初心者さんにもおすすめな一冊です。
本記事では、紅茶好き&知識なしの私が『紅茶の大辞典』を読んだ感想やおすすめポイントをご紹介していきます。
購入を迷っている方の参考になれば幸いです。
『紅茶の大辞典』について
『紅茶の大辞典』は、成美堂出版から発売されている紅茶にまつわる本です。
発行 | 2013年3月6日 |
サイズ | A5判 |
ページ数 | 272ページ |
紅茶に関するあらゆる知識がまとめられており、紅茶愛好家はもちろん初心者も手に取りやすい一冊になっています。
第1章 知っておきたい紅茶の基礎知識
第2章 世界の紅茶の産地と茶葉
第3章 フレーバードティー&ハーブティー
第4章 世界のティータイム、四季のティータイム
第5章 世界の紅茶ブランドカタログ
紅茶のいれ方から産地、歴史や用語まで網羅しているので、一冊読むだけで紅茶のあらゆる知識を学ぶことができます。
- フルカラーで写真が豊富
- 紅茶のいれ方がパターン別に解説されている
- 産地の特徴や歴史を学習できる
- アレンジレシピが豊富
中でもいれ方は一般的な紅茶のみならず、フレーバードティーやハーブティーなども網羅して解説されているため、自分で紅茶をいれて楽しみたい方にはピッタリです。
茶葉の選び方やハーブティーの効能なども掲載されているので、自分に合った紅茶選びにとても役立つでしょう。
また、『紅茶の大辞典』は民間資格「紅茶検定」のテキストにも認定されています。
中級・初級であればこの本一冊勉強するだけで合格が目指せるので、趣味がてら資格取得を目指してみるのもおすすめです。
\ 一冊で資格勉強もできる! /
『紅茶の大辞典』を選んだ理由
私が『紅茶の大辞典』を選んだのは、紅茶検定の勉強をしようと思ったからです。
私は昔から紅茶が好きですが、正しいいれ方や産地ごとの特徴などは知らないまま過ごしてきました。
しかし、紅茶が好きならもっと美味しく飲める方法を知りたいと思うように。
そして紅茶検定の存在を知り、せっかくなら資格勉強もかねて紅茶について学んでみたいと思い本書を手に取りました。
歴史の浅い民間資格はテキストが読みにくいものが多いのですが、『紅茶の大辞典』はフルカラーで写真も豊富。
店頭で実物を見てみて「これなら初心者でも楽しく勉強できそう!」と思ったので、購入に至りました。
『紅茶の大辞典』の書評
それでは、本書のレビューをしていきます。
- 初心者でも楽しく学べる
- さまざまないれ方を知れる
- 新しい茶葉の選び方やいれ方にチャレンジできる
- 【残念ポイント】ややわかりにくい言い回しがある
ひとつずつ解説していきます。
初心者でも楽しく学べる
『紅茶の大辞典』はフルカラーで写真が豊富。
説明文も丁寧でわかりやすいため、紅茶初心者でも読みやすいです。
紅茶のいれ方から必要な道具、効能やアレンジレシピなどが幅広く掲載されているため、これから紅茶を勉強したいという方にピッタリだと思いました。
一方で、産地や製法、歴史などややマニア向けの情報も載っています。
紅茶についてもう少し深く掘り下げてみたいという方にもちょうどいい教科書になりそうです。
私は紅茶検定の勉強のために購入しましたが、読み進めているうちに純粋に「紅茶についてもっと知りたい!」という気持ちが芽生え楽しく勉強できました。
さまざまないれ方を知れる
ストレートティーやミルクティー、アイスティーなど紅茶にはさまざまないれ方があります。
『紅茶の大辞典』ではシチュエーション別においしい紅茶のいれ方が詳細に記されているため、真似するだけで自宅でおいしい紅茶をいれられます。
- ティーポットを使ったいれ方
- 手鍋を使ったいれ方
- ティーウィズミルクのいれ方
- ロイヤルミルクティーのいれ方
- アイスティーのいれ方
- ダブルクーリング方法のいれ方
- ティーバッグのいれ方 など
私が特に嬉しいと思ったポイントは、茶葉だけでなくティーバッグのいれ方が載っていたこと。
私はティーバッグ=インスタントのようなものという先入観があったため、「茶葉のようなおいしさを出すのは難しい」と思っていました。
ですが、本書に記載通りのいれ方をしたところティーバッグのおいしさが格段に上がりました!
私はティーバッグを使うことも多いので、この発見だけでも『紅茶の大辞典』を読んだ価値があったと思っています。
新しい茶葉の選び方やいれ方にチャレンジできる
紅茶は茶葉によって特徴や風味が異なります。
茶葉の魅力を最大限に引き出すためには、茶葉に合ったいれ方でいれることが大切です。
『紅茶の大辞典』には、産地や銘柄ごとの特徴やおすすめの飲み方が載っています。
茶葉ごとの特徴がグラフで表してあったり、ストレートorミルクorアイスのどの飲み方が向いているのか記してあったり、おいしく飲むための指標が設けられています。
渋みやコク味の度合いも載っているので、自分の好みの茶葉を見つけるヒントにもなりますよ。
私はいつも同じブランドや銘柄を選びがちでしたが、紅茶ごとの特徴や背景を知ることで、飲んだことのない紅茶も飲んでみたいと思うようになりました。
【残念ポイント】ややわかりにくい言い回しがある
『紅茶の大辞典』はご紹介した通り魅力がたっぷり詰まった一冊なのですが、ひとつだけ気になるポイントがありました。
それは、一部わかりにくい言い回しや表記があることです。
- グラフの表記が統一されていない
- 数字の「,」有無が統一されていない
- 関係ないふたつの事柄がひとつの文章になっている
- まわりくどい説明がある
特に第2章は流し読みでは理解できない箇所もあり、私には少し読みにくいと感じました。
1970年代に入り、内乱による混乱は、1960年代から世界銀行の支援による、本格的な栽培を開始した茶産業を、休止にまで追い込みました。
『紅茶の大辞典』P.151
たとえばこんな感じです。
読み直せば理解できるのですが、一見しただけでは意味がよくわかりませんでした。
歴史をさらっと知る分には問題ないと思いますが、紅茶検定のテキストとして使う方は念頭に置いておいた方が楽かもしれません。
初心者が紅茶を学びたいならこの一冊でOK!
本書を読むまで、私はただの紅茶好きで、知識はほとんどありませんでした。
購入前は「超初心者でもちゃんと理解できるのか?」という不安もありました。
ですが、読了して思うのは初心者こそおすすめしたい!ということです。
『紅茶の大辞典』はとにかく写真や資料が豊富。
雑誌のような感覚で気軽に読み進められるので、初心者でもわかりやすいですし、紅茶について楽しく学ぶことができます。
私は本書を読んでから紅茶をいれることが以前にも増して楽しくなりました。
おいしいいれ方はもちろん、アレンジレシピやブランドカタログも役に立っています。
『紅茶の大辞典』は私にとって、新しい紅茶との出会いを授けてくれるキューピッドのような存在になりました。
みなさんも『紅茶の大辞典』で新たな発見をしてみませんか?
おわりに
『紅茶の大辞典』のご紹介でした。
- フルカラーで写真が豊富
- 紅茶のいれ方がパターン別に解説されている
- 産地の特徴や歴史を学習できる
- アレンジレシピが豊富
写真が豊富でイメージを膨らませやすく、紅茶の勉強をしてみたい初心者の方にピッタリな一冊です。
おいしい紅茶のいれ方はもちろん、茶葉の選び方や産地ごとの特徴など紅茶好きなら知っておきたい知識をまるっと学べますよ。
いつもよりもう一段階おいしい紅茶をいれてみたい方、ぜひお手にとってみては?
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!
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