【実例で解説】読書ノートの書き方ロードマップ〜小説編〜
小説を読むと、世界観に没頭して物語の中に入り込んでしまったかのような体験ができます。
登場人物に共感したり、すてきな言葉に心を洗われるような気分になったり、現実世界とはまた違った経験ができますよね。
しかし、本を読んだ直後は感動や余韻が残っていても、時間が経つとそんな気持ちや感情も忘れていってしまいます。
そこでおすすめなのが、小説を読んだ感想を読書ノートにまとめることです。
読書ノートを書くことで本の内容をより深く味わえたり、振り返ったときに再び感情を蘇らせたり、読書が今まで以上に楽しくなるはずです。
本記事では、私が実際に本を読んだ後に読書ノートを書く工程をすべてお見せしながら、読書ノートのまとめ方をご紹介していきます。
誰でもかんたんに真似できるので、ぜひノートとペンを用意して一緒にやってみてくださいね。
実用書や自己啓発本の読書ノートの書き方はこちらでご紹介しています。
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読書ノートのメリット
本題に入る前に、読書ノートをつけるメリットをかんたんにお話します。
- 物語への理解や感動が深まる
- そのときの感情を残しておける
- 自分だけのライブラリーができる
物語に没入できることは、小説ならではのメリットです。
読書ノートをつけることで、そのときにしか味わえない感情を残しておくことが可能になります。
もちろん、初めて読んだときの感動をもう一度味わうことは難しいでしょう。
ですが、読書ノートを振り返ったときに「この本はこんな感情にさせてくれた」「こんなシーンに感動した」などと思い出すきっかけになってくれます。
そんな感動や感情が詰まった読書ノートは、きっと自分だけの大切な財産になるはずですよ。
読書ノートの書き方〜小説編〜
それでは、実際に読書ノートを書いていきます。
工程を細かく分けて解説しているので少々長くなってしまいましたが、内容自体はとてもかんたんです。
ぜひ一緒にトライしてみてくださいね。
用意するもの
- 本
- ノート
- ペン
用意するのものはこれだけです。
ノートはお好みでいいですが、持ち歩きたいならA6やB6などの小さめサイズ、家に置きっぱなしにするならA5などの大きめサイズがおすすめです。
私は家に置きっぱなしにしているので、A5サイズのシステム手帳を使っています。
テンプレートが決まっていた方が書きやすい方は、専用の読書ノートを使うのもおすすめです!
書く項目
私は以下の項目を書いています。
- 本のタイトル
- 著者
- 読み終わった日付
- 総合評価
- あらすじ
- 心に響いた言葉
- 感想
他にも発行年月日や出版社、本を読もうと思ったきっかけなどもおすすめです。
決まりはないので、自分が残しておきたい情報を自由に書きましょう。
実際に書いてみよう
それでは、ステップごとに詳しく解説していきます。
できれば、本を読み終わったら時間が経たないうちに読書ノートを書くのがおすすめです。
読み終わったときの感動や達成感が残っている状態で文字に起こすことで、そのときの新鮮な感情を書き留めておくことができますよ。
①本の基本情報を書く
今回は石田祥さんの『猫を処方いたします。
まずは本のタイトルや著者などの基本情報から書いていきます。
- 本のタイトル
- 著者
- 読み終わった日付
- 総合評価
タイトルはページの顔にもなるので、カラーペンを使ったり太いペンを使ったりして他より目立たせるのがおすすめです。
私はマスキングテープを貼って中に書き込んだり、マイルドライナーでかんたんにデコレーションすることが多いです。
今回はマイルドライナーでタイトルを書いてからボールペンでなぞり、立体的なデザインに仕上げてみました。
左側にタイトルと著者、右側に読み終わった日付と総合評価を書きます。
総合評価はわかりやすく星マークでつけています。
②あらすじを書く
つづいて、本のあらすじを書いていきます。
あらすじは物語の内容を簡潔にまとめたものを指します。
あらすじと感想を混同しないように注意しましょう!
あらすじは自分の言葉で考えてもいいですが、要約が苦手な人にとってはなかなか大変です。
そんな方は、本の裏表紙に記載してあるあらすじをそのまま引用するのがおすすめです。
私は自分で考えることが多いですが、場合によっては裏表紙のあらすじをベースに改変して書くこともあります。
文章の長さはお好みで。
短編集の場合は、話ごとに分けて書くのがおすすめです。
『猫を処方いたします。
結末を書くかどうかはお好みで!
③心に響いた言葉を書く
小説の中で心に響いた素敵な言葉や言い回しがあった場合は、読書ノートに残しておきましょう。
読んでいる途中で素敵な言葉に出会ったら、付箋を貼っておくのがおすすめ!
もちろん、特になければこちらの項目は飛ばしても問題ありません。
そのときに素敵だと思っても、残しておかなければ自然と忘れてしまうもの。
読書ノートに書いておけば、いつでも読み返すことができます。
私はページ数も一緒にメモしておきました。
④感想を書く
読書ノートの完成は間近です。
最後は、本を読んだ感想を書きます。
スペースが狭かったので、今回は短くまとめました。
読書ノートは人に見せるために書くものではないので、素直な気持ちを書き出しましょう。
もちろん、よくない感想でもOKです。
- 〜の場面が面白かった
- 〜は意外だった
- 〜は理解するのが難しかった
- 〜な気持ちになった
大切なのは読み終わったときに感じた素直な気持ち。
自分が思ったありのままを残しておきましょう。
以上で、読書ノートの完成です。
今回は猫の話ということで、猫のシールでデコレーションしてみました。
書くのは基本情報、あらすじ、心に響いた言葉(省略可)、感想だけ。
最初はハードルが高く感じるかもしれませんが、難しい工程はないので誰でも書けますよ。
小説の場合は、本を読んだらなるべく早く読書ノートを書くのがおすすめ。
雑念が入る余地を与えないことで、読み終わったときの素直な気持ちを残しておけますよ。
読書ノートを始めたいと思っているみなさん、ぜひノートとペンを用意して、今日から始めてみませんか?
おわりに
小説の読書ノートのまとめ方をご紹介しました。
- 読み終わったら余韻が冷めないうちに書く
- あらすじは引用でもOK
- 心に響いた言葉があれば残しておく
- 正直な感想も書いておくのがおすすめ
小説は時間が経つと、そのときの感情や内容を忘れてしまいがち。
読書ノートを書けば、本の概要や心に響いた素敵な言葉、そして自分の素直な感情を残しておけます。
特に読書が好きな方やログをつけるのが好きな方にはとてもおすすめなので、ぜひ本記事を参考に読書ノートを作ってみてくださいね。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!
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